
不動産買取に仲介手数料は不要!必要な費用と不動産仲介との違い解説
作成日:2025年8月3日
最終更新日:
不動産を売却する際、「仲介」と「買取」のどちらを選べば良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。仲介は市場価格での売却が可能ですが、手間や時間がかかるという特徴があります。
一方の不動産買取は、スピーディーで手数料もかからない反面、売却価格がやや低くなる傾向があります。本記事では、不動産買取にかかる費用・税金の詳細や、仲介との違い、メリット・デメリット、買取成功のコツ、不動産会社選びのポイントまで徹底解説します。

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目次
不動産買取では仲介手数料は不要!その他発生する費用・税金
不動産を売却する際、仲介であれば「仲介手数料」が発生しますが、買取では仲介会社を介さないため手数料は一切不要です。とはいえ、その他にもいくつか費用や税金がかかる点には注意が必要です。ここでは、不動産買取時に発生する主な費用・税金について解説します。
【税金】印紙税
売買契約書を交わす際には印紙税がかかります。金額は売買価格に応じて異なり、1,000万円~5,000万円の取引であれば1万円程度が一般的です。
【税金】登録免許税
所有権移転登記や抵当権抹消登記などに対して登録免許税が課されます。これは法務局に支払う税金で、登記の種類によって税率が決まっています。
【税金】譲渡所得税・住民税(売却利益)
不動産を売却して利益が出た場合には譲渡所得税と住民税が発生します。取得費・譲渡費用を差し引いた「譲渡所得」が課税対象となり、保有期間に応じて税率も変わります。
【費用】抵当権抹消費用・司法書士報酬
住宅ローンが残っている場合は抵当権の抹消登記が必要です。その際、司法書士への報酬もかかります。合計で1万円〜2万円程度が目安です。
【費用】住宅ローン返済手数料
ローン完済時には金融機関へ繰り上げ返済手数料を支払う場合があります。こちらはローン契約内容によって金額が異なりますので、事前に確認しておきましょう。
不動産買取の仕組みは?不動産仲介との違い
不動産を売却する方法には「買取」と「仲介」があります。どちらを選ぶかによって、売却の流れや手数料、価格の傾向などが大きく異なります。
違い① 売却先が直接業者か第三者か
買取は不動産会社が直接買主になるのに対し、仲介は一般の購入希望者に売却する形式です。
違い② 売却までのスピード
買取は最短1週間での現金化も可能で、スピーディーな売却が特徴です。一方、仲介は買主探しに時間がかかり、1~3ヶ月以上かかることもあります。
違い③ 仲介手数料の有無
買取では仲介手数料がかかりませんが、仲介では売却価格の3%+6万円+税がかかるため、コスト面でも差が出ます。
違い④ 売却価格の傾向
仲介では相場価格~高値で売れる可能性があるのに対し、買取は相場の7~9割程度になるのが一般的です。
違い⑤ 売却活動の手間と負担
仲介では内見対応や交渉などの手間がかかりますが、買取では手続きがシンプルで売主の負担が少なく済みます。
違い⑥ 契約や引き渡し後のトラブル対応
仲介では売主が契約不適合責任(旧・瑕疵担保責任)を負いますが、買取ではその責任が免除されるケースがほとんどです。
不動産買取のメリット・デメリット
不動産買取のメリット
不動産会社が直接買い取るため、最短数日で現金化できるスピード感が魅力です。売却活動の負担もほとんどありません。
仲介手数料がかからず、契約不適合責任も免除されるケースが多いため、費用面でも心理的にも安心して売却できます。
不動産買取のデメリット
市場相場より安くなる傾向があり、売却価格は7〜9割程度に下がるケースが一般的です。高値売却には不向きです。
物件によっては買取を断られることもあり、業者によって査定額に差が出やすいため、複数社に相談するのがおすすめです。
不動産買取を成功させるコツ
コツ①複数の不動産会社に査定を依頼する
1社だけで判断せず、複数社に査定依頼を出すことで、適正価格や信頼できる業者が見えてきます。
コツ②物件の状態を整えて印象アップ
清掃や整理整頓を行い、第一印象を良くすることで査定額アップにつながる場合があります。
コツ③適正な相場価格を把握しておく
周辺エリアの過去の取引事例などを調べて、相場感を持っておくことも価格交渉の武器になります。
コツ④売却時期のタイミングを見極める
不動産市場の動きや季節要因によって売却しやすいタイミングがあります。早めの計画が重要です。
コツ⑤信頼できる業者との交渉がカギ
最終的には、信頼関係のある業者との交渉が満足度の高い買取成功につながります。
不動産買取で不動産会社を選ぶポイント
ポイント①買取実績が豊富な会社を選ぶ
過去の買取件数やエリア実績を確認し、信頼できる会社を選ぶのが大切です。
ポイント②地元密着型の不動産会社は強い
地域事情に詳しい会社であれば、スムーズな査定・手続きが期待できます。
ポイント③査定価格の根拠が明確かを確認
納得のいく価格提示には根拠ある説明が不可欠。数字や相場比較などの裏付けを確認しましょう。
ポイント④対応の速さ・丁寧さをチェック
レスポンスの速さや言葉遣いも大切な判断材料。信頼できる姿勢が見える業者を選びましょう。
ポイント⑤買取後のトラブル対応力も重要
買取後に不具合があった場合の対応実績や、契約内容の説明責任がしっかりしているかも確認を。
不動産買取の仲介手数料でよくある質問
不動産買取でも仲介手数料はかかりますか?
基本的に不動産買取では仲介手数料はかかりません。なぜなら、不動産会社が売主から直接物件を買い取るため、仲介業者を介さないからです。
ただし、仲介会社が間に入る「買取保証型」などのケースでは、一部手数料が発生することもあるため、契約内容をよく確認することが重要です。
不動産買取でどんな費用や税金がかかりますか?
不動産買取では仲介手数料は不要ですが、その他の費用として印紙税・登録免許税・譲渡所得税・住民税などの税金がかかります。
また、抵当権抹消費用・司法書士報酬・住宅ローンの繰上げ返済手数料なども発生する場合があります。これらは事前に試算しておくと安心です。
不動産買取と仲介の違いは何ですか?
買取は不動産会社が直接買主となるため、手数料がかからずスピーディーに売却できるのが特徴です。
一方、仲介は第三者に物件を売る形式で、売却価格が高くなりやすい反面、仲介手数料や内見対応などの手間が発生します。価格重視なら仲介、スピード重視なら買取がおすすめです。
不動産買取を依頼する際の注意点は?
不動産買取では、まず複数の不動産会社に査定を依頼し、条件を比較することが大切です。
また、「仲介手数料が不要」と記載されていても、契約内容によっては費用が発生するケースもあるため、手数料の有無や内容を契約書でしっかり確認するようにしましょう。
不動産買取の仲介手数料まとめ
不動産買取は仲介手数料がかからない点が大きな魅力です。また、売却後のトラブルリスクが少なく、手間も少ないというメリットがあります。
一方で、価格面ではやや譲歩が必要となるケースも。費用と時間、安心感のバランスを考え、目的に合った売却方法を選ぶことが重要です。