不動産売却の流れ図解!必要書類、買取相場や不動産会社の選び方まとめ
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不動産を売却する流れは「①不動産会社の種類を決める」、「②地域の不動産売却の相場を調べる」、「③地域の不動産会社を3社選ぶ」「④不動産買取査定」「⑤不動産会社と媒介契約を結ぶ」「⑥売却活動をする」「⑦買主と売買契約を結ぶ」「⑧買主に引き渡しを行う」です。
本記事では不動産買取の流れについて図解するとともに
- 不動産買取相場
- 不動産買取と不動産仲介の違い
- 不動産会社の選定方法
- 不動産売却を進める上で事前に準備すべき書類
- 不動産売却のよくある質問
について解説していきます。
株式会社シンプル公式
群馬・栃木・埼玉の不動産買取・販売が得意な地域密着の不動産会社です。地域密着企業として、最も買取実績がある不動産会社の1つです。相続・離婚などで売りたい不動産がありましたらお気軽にご相談くださいませ。最短1日で無料査定を行います。
目次
【図解】不動産売却の流れの全体像
不動産売却の流れは、主に「準備 → 査定 → 契約 → 売買 → 引き渡し」という5つの段階に分かれます。仲介による売却と不動産会社による買取では、進行手順や期間が異なるため、目的に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。
不動産買取と仲介の違いがわからない方は、「不動産買取と不動産仲介の違いを6つの観点から比較【メリット・デメリットや選び方まとめ】」の記事をご覧ください。
| STEP01 | 目的・優先順位を決めて不動産会社の種類を決める | 約2週間~1か月 |
|---|---|---|
| STEP02 | 地域の不動産売却の相場を調べる | |
| STEP03 | 地域の不動産会社を3社選ぶ | |
| STEP04 | 不動産買取査定 | |
| STEP05 | 不動産会社と媒介契約を結ぶ | |
| STEP06 | 売却活動をする | 約3か月 |
| STEP07 | 買主と売買契約を結ぶ | |
| STEP08 | 買主に引き渡しを行う | 約1~2ヶ月 |
STEP① 目的・優先順位を決めて不動産会社の種類を決める
不動産買取業者は「不動産買取」と「不動産仲介」に分かれます。早く現金化したいのか、高く売りたいのかによって選ぶべき方法が異なります。両者の違いについては、不動産買取と仲介の違いを6つの観点から比較【メリット・デメリットや選び方まとめ】をご覧ください。
STEP② 地域の不動産売却の相場を調べる
次に、所有している不動産の相場を把握します。おおよその売却価格を知ることで、査定額の妥当性を判断しやすくなります。相場は国土交通省の「不動産情報ライブラリ」で、地域ごとの実際の取引事例を確認できます。
STEP③ 地域の不動産会社を3社選ぶ
不動産会社によって得意分野や査定方針が異なるため、必ず複数社に査定を依頼しましょう。特に地元に根ざした不動産会社は、地域特有の相場や買主ニーズを把握しており、より現実的な価格を提示してくれる傾向にあります。
不動産会社の選び方のポイントは、信頼できる買取業者を見極める6つのポイントの記事で詳しく解説しています。
STEP④ 不動産買取査定
不動産の査定には「机上査定」と「訪問査定」の2種類があります。机上査定は、所在地や築年数などの基本情報から概算価格を出す簡易的な方法です。一方、訪問査定は現地を確認し、建物の状態や日当たりなどを踏まえて算出するため、より正確な価格を把握できます。
机上査定はあくまで目安であり、その金額で必ず売却できるわけではありません。最終的な買取価格は訪問査定の結果をもとに決まるため、正確な価格を知りたい場合は訪問査定まで進めましょう。
STEP⑤ 不動産会社と媒介契約を結ぶ
売却を依頼する不動産会社が決まったら、「専属専任媒介」「専任媒介」「一般媒介」のいずれかで媒介契約を結びます。契約の種類によって、依頼できる会社の数や販売活動の範囲が異なります。
早く売りたいなら専属専任や専任媒介、複数社に依頼して幅広く買い手を探したいなら一般媒介がおすすめです。目的に合った契約形態を選ぶことで、売却をスムーズに進められます。
STEP⑥ 売却活動をする
媒介契約を結ぶと、不動産会社による売却活動が始まります。ポータルサイトへの掲載やチラシ配布、既存顧客への紹介など、さまざまな方法で買主を探します。
内覧対応では、第一印象が大切です。部屋の整理整頓や清掃、簡単な修繕を行うことで、購入希望者に好印象を与えやすくなります。
STEP⑦ 買主と売買契約を結ぶ
購入希望者が見つかったら、価格や条件を調整し、売買契約を締結します。契約時には、手付金の金額や引き渡し日、違約金の条件などをしっかり確認することが重要です。
契約当日は、不動産会社が立ち会い、宅地建物取引士による重要事項説明が行われます。内容を十分に理解したうえで署名・押印しましょう。
STEP⑧ 買主に引き渡しを行う
売買契約後は、残代金の受け取りと同時に鍵を引き渡します。この時点で所有権の移転登記が行われ、売却手続きが完了します。
住宅ローンが残っている場合は、金融機関で抵当権抹消の手続きを行う必要があります。引き渡し日までに準備を整えておくと安心です。
不動産売却を進める上で事前に準備すべき書類
不動産売却をスムーズに進めるためには、あらかじめ必要な書類をそろえておくことが大切です。これらの書類が不足していると、査定や契約、引き渡しの手続きが遅れる原因となります。特に、権利関係や登記内容を確認する書類は早めに準備しておきましょう。
主な書類には、「登記済権利証(または登記識別情報)」「固定資産税納税通知書」「間取り図・測量図」「身分証明書」「印鑑証明書」などがあります。また、マンションの場合は「管理規約」「重要事項に関する調査報告書」なども必要です。書類の有無によって査定価格が変わることもあるため、事前確認をしておくと安心です。
不動産買取と不動産仲介の違い
不動産買取は不動産会社が直接買い取る方式で、仲介は買主を探して売却する方式です。買取はスピードを重視した取引、仲介はできるだけ高く売りたい方向けの取引スタイルといえます。
それぞれのメリット・デメリットや選び方のポイントは、「不動産買取と不動産仲介の違いを6つの観点から比較」でご覧ください。
信頼できる不動産売却・買取会社の選定方法
不動産売却を成功させるには、信頼できる不動産会社を選ぶことが何より重要です。判断のポイントは、取引実績・対応スピード・担当者の説明力の3つです。地域での取引実績が豊富な会社や、対応が早く丁寧な担当者がいる会社は、スムーズな売却につながります。
また、口コミ評価や紹介実績もチェックポイントです。地域密着型の会社ほど市場動向に詳しく、適正価格での売却をサポートしてくれる傾向があります。詳しくは「不動産買取業者の選び方【信頼できる会社を見極めるポイント】」をご覧ください。
不動産売却でよくある質問Q&A
売却完了までの期間はどれくらい?
仲介は目安3〜6か月、買取は最短1〜2週間が一般的です。物件の状態やエリア、価格設定で前後します。
売却の流れも併せてご確認ください。
査定は無料ですか?
多くの不動産会社で机上査定・訪問査定ともに無料です。複数社に依頼して比較するのがおすすめです。
必要書類は何がありますか?
登記簿謄本・固定資産税納税通知書・本人確認書類などが必要です。ローンが残っている場合は関係書類も準備しましょう。
住宅ローンが残っていても売却できますか?
可能です。売却代金で残債を完済し、抵当権を抹消してから引き渡します。残債が多い場合は任意売却も検討できます。
不動産会社選びで失敗しないコツは?
地元実績・対応スピード・担当者の説明力を重視しましょう。口コミや取引事例の多い会社は信頼性が高い傾向にあります。
不動産買取業者の選び方も参考にしてください。
相続した空き家も売却できますか?
相続登記が完了していれば売却可能です。名義変更がまだの場合は先に手続きを行いましょう。相続特例による税控除が使える場合もあります。